ソースコードを見せて、そのほうが早いから
Googleの中の人のインタビュー
最初から全部を自前で作ろうと思っていたわけではないんです。「検索エンジンを作る」という目的がまずあって,そのために必要なコンポーネントを考えていきました。メモリー管理の仕組みが必要になり,ハードウエアが必要になり,トラフィックを測定するツールだったり,ユーザー・インタフェースだったり。足りないものが次々と出てきたんです。
外からモノを買ってくるのが嫌いな会社なんです。買ってきたものだと,どこかで限界にぶつかる。ブラックボックスがある。それを乗り越えるためには自分で作るしかないという考え方です。
このへんは同じように思うことがあります。
既製品だと対応できないときに結局困るんですよね・・・で面倒でも作ることになる。
イントラネットに誰でも見れるプロジェクト・データベースがあって,そこにプロジェクトの目的やメンバーや大まかなスケジュールが書いてあるのですが,ラリーやサーゲイもそれを見ていて,今でも現場にレビューに来ます。来ると「説明はいいからソースコードを見せて」と。そのほうが早いからと(笑)。マウンテンビュー(の本社)では今でもふらっと来ては現場のエンジニアと議論したりしています。
皆さん(経営者も従業員も)楽しんでる感じがします。